2012年11月3日土曜日

靴をお忘れなく!

昨夜、母が腹痛を訴えて生汗をかいてお手洗いで立ち上がれなくなった。

母は臍ヘルニアがあるため、これは救急車を呼ばないとと思い、119。

救急車のサイレンがすぐに聞こえてすぐに到着したのだけど…。

まずは、救急隊員の方が母にいろいろと「何時頃から痛くなった?」とか質問をする。

母は意識もあるのでそれに答える。が、実際にトイレに行く前に時計を見たわけではないからだいたいの時刻しか答えられない。

そして、私にも母の既往症、現在服用中の薬などを聞く。

これは、まだ受入先の病院が決まる前の段階である。

勿論、母のかかりつけの病院はその際に告げている。

まず、そのA病院に受け入れ要請の電話をしてもらうが、それまでにかなりの時間を要している。思えば、救急車を呼んでから時間をチェックしておくべきだったと思うけど、それどころではなかった。今思えば、Twitterに書き込んでおけばとも思うけれど、そんな余裕などなかった。最近は腕時計もしなくなったし…。

A病院には外科医が手術中で、内科医も内視鏡検査中とやらで断られた。

B病院にも同様な理由で断られて、受入可能なC病院ヘ搬送してもらえることになった。

ここでも、かなりの時間を要している。

そして、C病院へと、行き先が決まればそこは救急車、ましてや交通量の少ない時間帯であるから10分もかからなかったと思う。

そして、到着したC病院で母が処置される間に救急外来の待合室に案内してくれたのは、ホストクラブのホストかと思うような茶髪の男性だった!

大丈夫か?、この病院と思ったが、ここしか受入られないのだから仕方ない。

待合室に案内されるまでに、当直医(おそらく研修医)が発した言葉は、「あちらでお待ちください」とそのホスト君の方を指さしただけである。

それから1時間あまり、血液検査等が行われていたようだが、待合室に聞こえるのは不安を煽る計器の電子音と医師とナースの足音だけ。

病院に到着したのはもう少しで23時という頃だったと思う。

研修医がようやく待合室に顔を覗かせて、「こちらへどうぞ」と言ったのが、24時少し前。その時研修医は「今先生に結果を見てもらっています。」と言った。

研修医より少し年配の医師がやってきたので説明があるのかと思いきや、「これから検査結果を見ますので、しばらくお待ちください。」と言う。これからかよ!って思ってしまったので、「で、しばらくってどのくらいです?」と尋ねたら、訝しげな面持ちで「2~30分です。」と。

概ねその待ち時間で再び当直医が現れ、病状説明。

「臍ヘルニアに因る腹痛ではなく腸炎だと思う。」とのこと。腸炎なら入院はない。

そこで、まだ点滴は3分の2程度残っていたのだが、外してもらい処方された整腸剤、痛み止め、吐き気止めを貰い、タクシーで帰宅したのは午前1時くらいだっただろうか。

そうそう、自宅から救急車で病院へ行く際は、靴をお忘れなく!